ホテルに入るために、私達はテロックアイヤー・ストリートの福徳祠（フク・タク・チー）の敷居をまたぎました。そうです。かつては寺院であったミュージアムがアモイの正面玄関なのです！私達はシンガポール初期の中国系移民の歴史を紹介する工芸品に出迎えられました。その向こうにアモイがありますが、ミュージアムがそこで完全に終わるわけではありません。ロビーから客室に至るまで、ホテルの装飾やデザインはまるでミュージアムの続きのようです。現在はホテルであるこの建物は、かつては複数の古いショップハウスであり、それぞれの建築レイアウトは異なるユニークなものです。つまり、アモイの客室には二つとして同じものはないのです。アモイはMRTテロック・アイヤー駅から徒歩すぐの、チャイナタウン歴史地区に佇んでおり、シンガポールのセントラルビジネス地区の一部である超高層ビルに囲まれています。隅々まで散策すれば、風変わりなカフェや排他的なスピークイージー（禁酒法時代の秘密酒場）、さらには無愛想な理髪店などがひっそりとした路地にあるのに気付くでしょう。

「徒歩圏内に多数の人気アトラクションがありますが、観光客が行かない場所まで探検してみることをお勧めします。」